本船が姿をあらわした頃にはカメラの敵の雨もあがって一安心、撮影に専念できた。周囲には実習生の家族とおぼしき人たちがチラホラ見えて、熱心に写真を撮影していた。
私が持参したカメラはNIKON-D300+300mmF4とRICOH-GR3(20ミリ相当)の2台。ズームレンズが欲しくなるけれどここは我慢する!デジタル1眼につけて標準相当の35ミリレンズも持っているが、さすがにカメラ3台で撮影するには雨降りの中、体ひとつでは間に合わない。望遠と広角という極端な組み合わせで頑張った。単焦点レンズが好きでこうしてきたわけだからこのスタイルを維持しよう。
本船が入港する様子を陸から眺めるのは初めてのことだった。遠景に船が姿を見せたときには、船齢30年とは思えないほど美しく整備された船装いに胸を打たれた。「船を守る」という船乗りの基本を継承し続けるには、華々しい表舞台からは想像のつかない努力と苦労があったことだろう。社会人32年目となる私とほぼ同じ歳月を歩んだ本船には特別な愛着がある。長い年月にわたって大成丸を維持し続けてこられた諸氏に敬意を表したい。
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