2013-08-23

学習環境デザイン研修講座

横浜国立大学と神奈川県立総合教育センターとの連携講座『学習環境デザイン研修講座』に参加した。
講師は横浜国立大学教育人間科学部教授の有元典文先生で、2006年の夏以来8回目の受講となった。

子供が学習課題を不安に思って取り組むか、楽しんで取り組むか。
それは学習環境のデザインに関わる。

言語活動をするかどうかはその場のデザインによる。
コミュニケーションは個人の能力によるのではない。

学校の授業3例、子供が頭を使っているかどうか。

文科省のコミュニケーション能力の定義
「正解のない課題や経験したことのない問題について対話、情報共有、考え、伝え、深め合って合意形成、課題解決する能力。」

教師は原学習者であるべきだ。宮崎清孝
教師の意図と生徒の学習が一致するとは限らない
学校の外の本当の生活で出会う本当の問題


動機づけ、英語ではmotivation、フランス語でモチーフ
賞と罰
毎回の授業ですべて動機をともなうわけがない。
しかし、内発的動機、ということを知っておく必要がある。

みんなの心に動機の灯がともる

「ほんわかな」授業。どこかにこの要素をいれる。
自分の生活の質の向上。
成績の正規分布の左の方の子供。その子供達にこそ伝えたい。
江戸時代には風を引かないために札を貼った。
いまは手洗いで風の発症を40パーセント抑えられる。


人間ーーーsocial being ビゴツキー

能力は個人の中でなく周りとのセットの中にある。
教育ーー成らなくてすむ誰かにさせない。なったら良い誰かにさせる支援。

手袋ワーク


足場かけ、いまできること、潜在的な発達水準
できるかできないかではなく、できるようにさせる。
鍛える
支える
あかちゃんの喃語、赤ん坊の能力を補う。

支えることの価値付け
できるようにすることは難しい。

九州の姫島、ロックバンドの支援
全体で演奏したいので個人で練習するようになる。
支援学校の輪を転がす場面の足場かけ

一方的に教えていない。
集合的達成collective achievement
環境と能力が同時にできる。

アブゥチェーニニェ

学校 子供が価値を知らないことを教えなければならない。
学校は動機マイナスから始めなければならない。