2009-05-31

結婚記念日

 新婚24周年を祝うために妻と食事へ。当初の予定は映画を見て,ホテルのハイティーを楽しもうということだったのだが,電車で「ビールデンバー」というビール5社の催しの広告を見て予定変更し,六本木ヒルズに行った。


 スカバンドの生演奏もあって楽しめた。


 年齢認証のリストバンドがないとビールを買えない仕組みだ。いくらなんでも未成年には見えないだろうけれど,そこは法令遵守。ともかく,昼間からビールを飲んでご機嫌であった。

2009-05-26

応援団における情報伝達?

 5月23日土曜日,外苑前の神宮球場へ東京六大学野球,明治大学対法政大学を観戦しに行った。この日までで法政勝点4,明治勝点3。法政が明治に勝ち点をあげれば法政が優勝。明治が法政に勝ち点をあげると,勝ち点,勝率ともに同率となり,優勝決定戦に持ち込まれる大切な試合だった。
 野球を見るのは好きだが,あまり詳しくない。応援団を見る楽しみ半分,野球を見る楽しみ半分で昨年から神宮へ足を運ぶようになった。この日の試合は,8回から救援登板した1年生ピッチャーが,同点で迎えた延長10回の表に2点タイムリー安打し,その裏を自分で三者凡退に抑えて勝った。翌24日は見に行かなかったが,法政が9回裏にサヨナラホームランで劇的に春季リーグ戦の優勝を決めた。


 1枚目の写真は応援団リーダーによる応援指揮だ。他の団員は観客席に向いているので,このリーダーには背を向けていることになる。そうすると,観客席を向いている団員たちはリーダーが何をやっているのか見えない。そこで,二枚目の写真。



 アルプススタンド最上段に,リーダーの振舞いをそのままコピーしたように演ずる団員がいる。彼は「鏡」と呼ばれるらしい。リーダーに背を向け,観客席を向いている団員たちは,この「鏡」君を見て応援の流れを把握している。なかなか面白いシステムである。他の大学応援団も同様らしい。

2009-05-08

スパゲティカンチレバー3回目

 2年生の課題研究(週1時間)でスパゲティカンチレバーを行ってきた。1回目はトライアル,2回目はコンテストで,今回は,前2回のリフレクションをおこなった。今回が最も重要だと考えている。
 コンテストを行った2回目のときに,①ここを改善したからうまくできた,②ここを改善すればよかった,と思うことを付箋紙1枚に1項目,いくつでも思うことを書き出させ,個人ごとの振返りシートに貼付して回収し,そのシートをコピーしておいた。
 今回は班ごとの振返りシートにその付箋紙を集め,似た意見の付箋紙を近くに貼ってグループにする。そうして班としての振返りを集約したあと,個人ごとのまとめを行って提出させた。こうした手順を踏んだのは,「班ごとに振り返ってみよう」と促すだけでは雑談に終わってしまうことがあるからだ。このような意見の集約の仕方は,この半年ほどの間に「高校における情報デザイン教育研究会」で教わってきたことだが,さっそく実践している。
 今回の取り組みは,生徒ひとりひとりで受け止め方や取り組み方にかなりの差があったが,スパゲティという身近な食品が教材となり,実験材料になることに驚きと面白さを感じ,期待以上の成果をあげる生徒もいた。

2009-05-06

野町和嘉写真展『聖地巡礼』

 恵比寿の東京都写真美術館に野町和嘉写真展『聖地巡礼』を観に行った。
 イスラム教,ヒンドゥー教の聖地をはじめ,アフリカ,アンデスなど,見知らぬ宗教世界の巡礼や儀式から人々の「祈り」を捉えた写真展である。少しだけ敬虔な気分になった。
 写真展のあとは恵比寿麦酒記念館でビールの試飲,一杯300円でおつまみのクラッカーつき。恵比寿へ来るときのいつもの道順だ。

2009-05-05

子供の情景

 神保町の岩波ホールへ、ハマ・マフマルバフ監督の映画『子供の情景』を観に行った。
 アフガニスタン、バーミヤンの、破壊された石佛周辺の洞窟に暮らす子供の半日を描いた作品だ。武器も兵士も登場しないが、子供たちにとっての「戦争」を淡々と語りかける。
 今、自分が置かれているこの状況、毎日の安寧な生活、この平和な空間から見える情景が世界の標準だと錯覚しながら,一方では,世界のいろいろな場所で起こっている出来事を、鍵穴のようなテレビ画面や新聞を通して覗いているだけなのに「知っている」と思いこむ無関心な私,といったようなことを考えた。

2009-05-03

草むしり

 庭が草ぼうぼうでうっとうしくなってきたので、草むしりをした。


 気候はカラッとしているし、蚊も毛虫もいないのでとてもはかどった。すっかりきれいになった庭を眺めると、バラが咲いているのに気付く。ふだん何も手入れしていないのだが、たった一輪でも咲いていると嬉しい。こまめに剪定したり、草を抜いたりしてやればもっと咲くのだろうか?

2009-05-01

イタリア映画祭2009

 銀座マリオンの朝日ホールへイタリア映画祭を観に行った。



 連休中に毎日4本日替わり入れ替えで全12本の上映だが、全部はとても無理なので『やればできるさ』ジュリオ・マンフレドニア監督(2008年作品)だけ観た。

1980年代に精神病院の廃止が進められていたミラノでの実話をもとにした作品で、上映後には客席から大きな拍手が沸き上がるほどの感動作だった。

 自閉症や統合失調症などの患者が自立するために,寄木細工で床を仕上げる内装業を立ち上げる話なのだが,行政からの支援事業としてではなく,患者が収益を分配し,社会の一員として自立しようとする。病気を抱えながらも社会を支える一員としての自立を目指すソーシャルスキルトレーニング (Social Skills Training)の難しさが描かれているものの,題名の通りにとてもポジティブな内容だった。