2009-12-23

横浜みなと博物館

 妻と二人で横浜みなと博物館へ行った。5年前に撮影していた日本丸総帆展帆の写真を「横浜の帆船日本丸」写真展に応募していて,佳作にも入らなかったのだが,全応募作品を展示してくれるということなのでそれを観るのが目的だ。横浜みなと博物館は本年4月に新装していて,横浜開港の歴史や関東大震災のときの模様,第二次世界大戦と関連した展示なども興味深かった。


日本丸後姿

 私の写真は,たまたま通りかかったときに総帆展帆をしていたので撮影したものだったが,他の作品と比べるとベタな印象で人前にさらすのは少々気恥ずかしい。しかし,公の場に展示されたのは初めてなので記念すべき作品である。
 博物館の展示と写真展を観たあとは,日本丸に乗船した。本日はクリスマスシーズンなので特別に電飾が施され,17時以降も見学することができた。私は1983年12月から1984年6月までの半年間,本船に三等機関士(教官兼務)として乗船していた。そのときの遠洋航海では,海洋写真家の中村庸夫さんが取材のためホノルルまでの航海に同乗し,楽しく過ごしたことを覚えている。
 中村庸夫さんといえば,1974年(昭和49年)の初夏だったと思うが,玉川高島屋でヨーロッパの練習帆船レースの個展(整髪料メーカーのオールドスパイスがスポンサーだった)を開催したことがあった。当時高校3年生だった私は,商船大学進学希望だったのでその写真展を観に行き,帆船への憧れを新たにした。彼は私の人生に大きな影響を及ぼしたひとりということになる。

出入港では私が操縦していた右舷機



三等機関士の居室

 妻と日本丸を見学して,帆船に憧れた高校生の頃,三等機関士として乗船していた20代の頃など懐かしい過去に思いを馳せた。

日本丸電飾

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