2011-08-27

第5回ヒレ推進コンテスト

 標記大会に本年も参加した。ヒレ推進コンテストは横浜国立大学理工学部海洋空間のシステムデザイン教室主催(日本船舶海洋工学会共催,神奈川県教育委員会後援)で,高校生を対象として開催しており,本校は3回目の出場だ。
 初めて出場した平成20年の第2回大会:全く直進せずに一度も完走できなかった。

 2回目に出場した昨年:予選で一度だけ完走したが,本戦ではやはりコースロープに引っかかって完走できなかった。しかし,船体をバルサ材から切り抜いた伝統的な作り方が評価されて特別賞をいただいた。

 そして本年:加工しやすい工作用紙で船体模型を試作して船型を決めて,アクリル板と硬質ビニールで軽量・細長い船体を作って臨んだ。

 3回目の出場で初めて完走にこぎつけたが,今年のコンテストはレベルが高く,上位入賞はすべて10秒台/10m の成績だった。
 本校艇は,船体については直進性の改善とさらなる軽量化,ギヤについては減速比を変更して高速化するなどを来年度への課題としたい。ともあれ,完走できたことは大きな飛躍だった。
 クラブ活動の一環で参加しているチームは,先輩から後輩への経験や「勝ちたい」という場の雰囲気の伝承ができるが,「課題研究」の一環で毎年生徒が総入れ替えとなる本校の場合にはどのようにそれらを伝承するかということも課題となる。


声援に応えるため「UW1」の国際信号旗を掲げた本校の艇



Bon Voyage!




海洋科学高等学校艇の力走:頑張れ!


結果

  • 優勝 :早稲田大学高等学院 11.2秒

  • 準優勝:早稲田大学高等学院 12.3秒

  • 三位 :逗子開成高校 18.56秒

  • 特別賞:横浜サイエンスフロンティア高校

  • 特別賞:不二聖心女子学院

  • 特別賞:法政大学第二高校

  • 特別賞:法政大学第二高校





優勝艇(早稲田大学高等学院)



バルバスバウをつけた艇(早稲田大学高等学院)



アンチローリングタンクを備えた艇(法政二高)



本格的にビルジキールをつけた(法政二高)



表彰式後の記念撮影

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