2012-01-09

成人式

娘が成人式に出席するので,会場近くまで一緒に行った。上の息子達の時には自分で行かせたが,娘の場合は慣れない振袖で一人送り出すのも心配で,親バカを発揮してしまった。考えてみれば成人なのだから「自分のことは自分で」が本来の送り出し方だったかもしれない。しかし,式の後に地元の同窓会も控えていて時間がキツキツだったから仕方ないですね。



 祖母も母も和服は普段から自分で着ていた。戦時中にどんな服を着ていたのか,女学校にはモンペや作業服で通っていたのか?戦後しばらくは物資の不足する時代が続いたから,和服を着る機会などあまりなかったのではないかと思うのだが,正月や私たちの入学式,卒業式,保護者会などには和服を着ていた。

 和服はいろいろな約束事がある上に,道具をそろえるのも高価なので,我が家はこの娘の振袖と,浴衣を和服に数えれば合計4着だけ。後はすべて洋服だから,着られないのも当然か。

 会場近くに早めに着いたので,クランベリータルトと紅茶で休憩。

 式が終わるまでコーヒーを飲んで待つ。

 私が二十歳の時には親元を離れて学生寮に住んでいた。当時はまだ「米穀通帳」というのがあったので(ほとんど形骸化していたが),住民票を学生寮に移していた。その関係で成人式の案内は学生寮に届いたはずだ。私は成人式に出るか出ないかで迷った記憶がほとんどなく,親もそれほど気にはしていなかったようだ。スーツを買ってやろうか?と言われたが,大学の制服があるからスーツは就職のときまでいらないと答えたのだと思う。

 娘の成人式は,父親の私にとっての通過儀礼のようにも感じた。

0 件のコメント: