2010-01-11

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン

 恵比寿の東京都写真美術館へ「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし 」を観に行った。
 ほぼ同時代を生きた木村伊兵衛(1901 - 1974)とアンリ・カルティエ=ブレッソン(1908 - 2004)の二人の写真を集めた展覧会で,同時に二人の写真を堪能できた。この時代の写真家では,2008年秋に日本橋三越へロベール・ドアノー写真展『パリ・ドアノー~Paris en liberte』を観に行ったが,ともに時代の雰囲気(市井の人々の日常)を感じることができる。
 ふたりのコンタクトプリントの展示が目を惹いた。36枚撮りの中の1コマを選んで作品とする,その選択は,どのような眼で行われたのだろうか。1秒8コマの連写でデジタル撮影するのとは,1コマに対する覚悟も責任も異なるように思った。

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