2009-04-25

納得研究会

 納得研究会に出席。会場は青山学院大学のイノベーションスタジオで、佐伯胖先生はじめ23~25名の参加でにぎわった。

1.駿河大学 青山征彦先生「ハイブリッド・コレクティヴから媒介を考える」

 青山先生の発表は理論的で難しかったが,数年前から気になっている「社会的構成主義」と関連が深そうだ。主体は社会的な関連(他の人や物や制度)の中で初めて主体となるというハイブリッド・コレクティブに対する批判と対案ということだが,内容はここを参照したほうがわかりやすい。
 難しく感じたが,勉強しないといけないなという刺激を受けた。
 勉強しないとわからないなぁと感じたキーワード。
・ハイブリッドコレクティブ
・科学技術社会学
・非-人間のエージェンシー
・アクターネットワーク、これは東大の中原先生のブログにわかりやすく説明している。


2.東京都市大学 岡部大介先生「デザインド・リアリティ -半径300メートルの文化心理学」

 岡部先生の発表は,著書の「デザインド・リアリティ」を興味深く読んでいたので,直接話を聴けて面白かった。しかし,小説ではないので「読んで面白かった」の次に来るもの,著者が主張したいことを本当に読み取るにはもっと読み込まなければならないと感じた。
 若者,とくに女子高校生のプリクラ写真による友達関係の構築,自分らしさの演出など,現代のテクノロジーに支えられた彼ら彼女らのコミュニティの形成についての話だった。

 キーワード
・テクノロジの大分水嶺
・マッシュアップカルチャー
・人工物とのストラグル
・アイデンティティゲーム

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