2008-11-15

情報デザインフォーラム(第2回)

 港の見える丘公園の隣のゲーテ座(岩崎博物館)で開催された第二回情報デザインフォーラムに参加した。


岩崎博物館(ゲーテ座)


基調講演


ポスターセッション


8月27日に行われた情報デザインフォーラム主催の「横浜ワークショップ2008」発表会という位置付けで,ほぼ満席の状態だった。
 横浜ワークショップは,情報デザインを勉強している学生,情報デザインを仕事にしている社会人が,学生・社会人の枠をこえて4~5人のチームを組んで実施された。初対面だった者同士が当日にチームを組んで横浜の街をフィールドワークし,「横浜の地図を作る」という課題に丸二日間という短時間で取り組んだ。
 9月のフォローアップ講習を経て今回の発表となり,情報デザインフォーラムの講師の基調講演,情報デザインの現場にいる企業人の実践紹介のあと,ワークショップ参加の各チームのプレゼンテーション,ポスターセッションが行われた。
 ふだん何気なく歩いている街も,視点によって見え方は千差万別で,様々な地図ができていた。このあたりは,有元典文先生の「学習環境デザイン」講座で話題になっていたことと通ずるものがある。つまり,客観的な「現実」が安定的に私たちの目の前に存在するのではなく,私たちの思考,歴史観,問題意識などが「現実」を構成しているのだとする「社会構成主義」的なとらえかたである。
 最近は高校生もプレゼンテーションによる発表を行うようになってきたが,その取り掛かりとしてポスターセッションは手軽なわりに充分な準備が必要で,プレゼンテーションの前段階で高校生が練習するには良い方法ではないかと思った。
 

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