2010-07-19

ヒレ推進コンテスト公開講座

横浜国立大学工学部で高校生対象の「海洋空間のシステムデザインカップ ヒレ推進コンテスト」が8月28日に開催される。
今日はその事前の公開講座で、3つのミニ講座とコンテストのレギュレーション説明、実験水槽の見学をした。
本校からは、課題研究でヒレ推進船の模型製作中の3名、他校からを含めると38名の参加だった。


船舶海洋工学棟入り口に展示してあるプロペラ



航空機輸送,船舶輸送,トラック輸送の燃料消費



木片はどのように浮かぶか



船の安定性



大型実験水槽での造波実験



ミニ講座は次の3題。
(1)船の作る波と船体抵抗
池を泳ぐ鴨の後ろにも引き波と横波(ケルビン波)が発生する。という話は、そういう視点がないと気付かない。興味深かった。
(2)船体の安定性
日本の衣食住とエネルギーの輸入依存度、これらの輸送手段である船のエネルギーコストの対航空機比較、重量で実に99.7%が 船舶による輸送による。
という説明から、大量輸送に用いられる船舶の安定性に関する専門的な話。
(3)海洋を自律航行する海洋観測ロボット、イルカや魚の泳法を船舶に応用する技術、ヒレの動きをさせるための材料の開発など、普段は聴く機会のあまりなかった話。
(4)レギュレーションは今年からヒレだけでなく、他の水界生物の動き模して良いことになった。
(5)実験水槽見学
大学の実験水槽としては世界最大規模で、今日は幾つかの種類の波を作って見せていただいた。

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