まず私にとって懐かしの日本丸へ。土日は高校生無料。おとな600円。ここでは船長室はじめ各士官室に展示されている花毛布を撮影できた。私が使っていた部屋は見学順路外なので見られず、残念。
次いで日本郵船歴史博物館へ移動し、あらかじめお願いしてあったので学芸員から花毛布や戦前の豪華客船の説明をしていただくことができた。また図書室で見つけた資料も1枚20円でコピーしてもらえた。この博物館と氷川丸は共通の入場券になっていて、高校生200円、おとな300円。これは安い。ここでは日本海運の現状に関するパンフレットもいただけた。
午後は氷川丸へ移動し、はじめに一般の見学順路をまわる。
機関室では,現在はもう見ることのない「4サイクル複動式ディーゼル機関」を見て感激した。特に下部燃焼室の弁機構を撮影できたのは大きな収穫だった。
この時代のディーゼルエンジンは,ターボチャージャー(過給機)が装備されていないので,限られたシリンダ径とストロークの範囲で単動式の約2倍の出力を出せる複動式であること,また,燃料噴射を高圧で燃焼室に噴射するための空気圧縮機を備えていることが大きな特徴で,氷川丸の機関室ではその両者とも見ることができる。
14時から2時間たっぷりの「飾り毛布折り方教室」では、かつて氷川丸に乗船していた元乗組員の方から直接指導を受けた。写真や図解だけだと細かいところがよくわからない場合があるが、今日はちょっとしたコツも学び取ることができた。毛布に織り込まれた「NYK LINE」の文字が見えるように花毛布を折ることに成功。これには講師の元乗組員の方からもお褒めの言葉を戴けた。
この催しは,氷川丸の一般見学コースではなく,貨物を積むための「ホールド」をきれいに整備した場所で行われた。氷川丸は元貨客船で,乗客定員は289名,ホールドは客室区画の前後に6つあり,載貨重量は10,436トンだった。
2 件のコメント:
横浜清陵総合高校の五十嵐です
6月13日の神奈川新聞に、貴校生徒のコメントを含む記事が載っていました。
課題研究にも役立つと良いですね。
ありがとうございます。私も新聞を買いました。神奈川新聞のカナロコにも掲載されていました。
コメントを投稿