2014-01-02

欧州旅行5日目

プラハ市内徒歩ツアー
午前中、事前に予約してあったプラハ徒歩ツアーに行く。
8時前にホテルを出て、地下鉄に乗って4駅目のMUZEUM駅で降り、聖ヴァーツラフ広場の騎士像前に集合する。


今日のツアーは私たちの他に1組、それらしい日本人がいたので声をかけるとご同行のご夫婦だった。同じくらいの年齢に見えた。



ガイドは日本人の首藤さんという方。プラハには永くいらっしゃるようだ。地下鉄A号線に乗って3駅目のMalostranskáで下車し、トラムに乗り換える。


プラハ城
トラムで丘の上まで登るとプラハ城が見えてきた。







プラハ城正門ではちょうど門衛の交代式が行われるところだ。1時間交代の門衛は、この寒空の下で微動だにしない。

聖ヴィート大聖堂、威風堂々たる聖堂だ。1344年に建築が始まり、完成したのはなんと20世紀、1929年だという。








カレル橋
プラハ城から歩いて丘を下り、カレル橋に向かう。
カレル橋は神聖ローマ皇帝カール4世がプラハを治めていた1357年に建設が始まり1402年に完成したが、当時は橋の欄干に銅像はなかったらしい。

12世紀に司教のヤン・ネポムツキーは女王から告白を聴いたが、司教の立場で職務上聴いた秘密は決して漏らしてはならないという掟を守り通した。


ヴァーツラフ王は女王の秘密を知りたいためヤン・ネポムツキーにその秘密の内容を話すように迫るが、決して口外しなかったために王の怒りに触れ、カレル橋から落とされて命を落としたそうだ。


ヤン・ネポムツキーは秘密を守る聖人として、彼の銅像が橋の欄干に設置されたのが始まりでその後順に銅像が加えられ、今のような姿になったとのこと。


社会人になり立てのこと、恩師から「師の字のつく職業、教師、導師、医師は人の秘密を守らなければならない」と教えられたことを想い出した。







ヤン・ネポムツキー




カレル橋を渡って旧市街広場まで来たところで徒歩ツアーは解散となった。
旧市街の天文時計が正午を知らせるまでの時間を、近くの市場に行って土産物を買ったり,果物を買ったりしてすごした。



土産物の屋台の彼氏は写真を撮らせてくれと頼むと帽子を脱いでポーズをとってくれた。

天文時計
この時計は毎正時に鐘が鳴る時に時計の上の窓から12使徒が顔を出す仕掛けになっている。1410年頃の完成で、世界のどこにも観られない精巧なできばえのため、他の国に技術を盗まれないよう作者は目をつぶされてしまったと言う伝説が残っているそうだ。

ちょうど12時の鐘を聞くことができた。正月2日なので,鐘が鳴り止んだ時に時計塔のうえでトランぺッターがファンファーレを吹いてくれた。


屋台で昼食
旧市街広場には様々な屋台が出ていて、大きなハム肉を薪の火の上であぶった"オールドプラハハム"がおいしそうだった。
この旅行に来る2か月くらい前にNHKのBS放送「世界ふれあい街歩き」でプラハを紹介していたのと全く同じ光景だったので,昼食をここでとることにした。






ポテトサラダみたいなのとハムとパンを頼むと、屋台の人は皿におよその量をとって秤で重さを測り,レジで精算してくれた。
立ち喰いのテーブルで食べていると,ロシア人夫婦が「同席してよいか?」と身振りで訊いてきたのでこちらも身振りで「どうぞ」と言うと「スパシーボ!」と言われた。モスクワから来たそうだ。

彼らが切り上げた後,今度はイタリア人親子5人がやってきた。さすがに小さなテーブルで我々を含めて7人では無理なので,我々は早めに切り上げてテーブルを譲った。

国際色豊かである。こちらも片言の英語,ロシアの人もイタリアの家族も片言の英語で、それでも束の間のコミュニケーションがとれて楽しい。



<市内探査>
昼食の後はぶらぶらと市内探索。ユダヤ人街のシナゴーグを見て歩く。






再び旧市街広場
ユダヤ人街を見て歩いた後,再び旧市街広場に戻って来た。
朝8時前から歩き通しだったので、休憩してビールを飲んだ。







プラハ市内を縦横に走るトラム、街によく似合っている。





プラハマサリク駅
旧市街から共和国広場に抜けてプラハマサリク駅に来た。
19世紀に建てられたというこの駅は天井が高く,旅情をかき立てられる。





プラハ本駅の親子像
プラハ本駅(Praha Hlavní Nádraží)駅1番ホームの親子の銅像を見に行く。昨日ウィーンから到着した時にチラとしか見なかったが,トランクが古い形なので第二次大戦中の親子を表した銅像ではないかと思う。

ウィーン西駅にあった少年の像の由来を説明したWebページに、この女の子と同じ像を紹介していた。


地下鉄でホテルに帰る
一日たっぷり歩いた。プラハ本駅の近くのレストランで軽く夕食とビールをいただき、地下鉄に乗ってホテルに帰る。地下鉄は京浜急行と同じSIEMENSの速度制御装置がついている。ファソラシドレミファ〜とは歌わないけれど。





ジャガイモを螺旋にした揚げ物。パリパリして美味かった!

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