3シリンダのうち1シリンダ点火していないような気がしたので点検してみた。日曜大工ならぬ,日曜メカニック。いや,今日は土曜日だから休日メカニックかな?
空気冷却器がじゃましてダイレクトイグニッションコイルの頭部を覆うカバーをはずしにくかったが,何とか取れた。
最近の電子制御エンジンの電気系統は,イグニッションコイル→ディストリビュータ→ハイテンションコードというルートではないんですね。シリンダごとにダイレクトイグニッションコイルがあって,それが直接点火プラグの頭に取り付けてある。写真はダイレクトイグニッションコイルをはずしたところ。ここに潤滑油が少しついているのが気になる。
点火プラグを抜くと
1番シリンダ・・・汚れています。
2番シリンダ・・・カーボンがびっちり固着しています。これでは絶縁不良でスパークが飛ばないわけだ。
3番シリンダ・・・3本の中ではマシなほうだったけど,これも汚れています。白いポツポツもあるし。
本車はこの3年くらい潤滑油の消費がとても激しく,1000キロごとに500ミリリットル補給している。
というのも,はじめの頃は車のことがよくわからなくて潤滑油管理をおろそかにしていた結果,汚れた潤滑油で運転していたためにクランク室から燃焼室への「オイル上がり」と給排気弁ガイドから燃焼室への「オイル下がり」が顕著になったためだ。
さらに,排気タービン過給機の軸受シールもやられているらしく,給気圧も不足している模様。
自分自身が船で機関士をしていた頃,担当機器の運転時間管理や潤滑油管理等はしっかりやっていたのだが,自家用車となると全く無頓着だった。
特に排気タービン過給機を装着した車の潤滑油管理は大切だと痛感したけれど,後の祭りだ。
「油断大敵」とは,まさにエンジニアのための言葉と納得させられた。
この先は排気タービン過給機つきの車を買うことはないとは思うけれど,潤滑油管理だけはおろそかにしないよう気をつけよう。
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