2月9~10日に行われた三級海技士国家試験の合格発表があり,専攻科の生徒が三級海技士(機関)の筆記試験に2名合格した。昨年7月と10月の試験を合わせると合格者は5名になった。
本校の専攻科水産工学科は,国土交通省から「内燃機関三級海技士(機関)第一種養成施設」の指定をうけているので,専攻科課程の最終試験に合格して修了すると内燃機関三級海技士(機関)の筆記試験が免除され,口述試験を受験することができる。しかし,「内燃機関三級海技士(機関)」という免許は蒸気タービンなどの外燃機関を扱えない免許である。そこで,専攻科生徒の多くは機関限定なしの「三級海技士(機関)」の試験を受験する。
今年度は学校の定期試験の他に3回の模擬試験を行うなどの対策をし,国家試験受験準備の長丁場にメリハリをつけてモチベーションの維持に努めてきたが,彼らはそれに応えてよく勉強した。3月中旬には口述試験があるのでまだ気は抜けないが,それに合格すると免許証を申請することができる。減少の一途をたどる日本人船員だが,努力して海技免許を取得し,船を職場にしようとしている彼らを頼もしく思う。
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