午前中にリハーサル、午後本番で、センターの中講堂は高校生と教員とわずかながら保護者で満員、内容の濃い発表が行われた。
各校の発表題目と概要は下記の通り。
1 二俣川看護福祉高校:「高齢者の孤独死の現状と対策」
「孤独氏」に関する新聞記事を読んだことをときっかけに,その現状と対策について調べ,高校生を社会資源とした活動やネットワークについて考察した研究。
2 中央農業高校:「耕作放棄地から広がる地産地消と食育」
海老名市農業委員会と協力して耕作放棄地で小麦の栽培を始め,麦踏みを市民や保育園児に協力してもらい,脱穀から製粉などの作業を昔ながらの方法で行った。地元名産のイチゴから天然酵母を作り,自作の小麦でパンを作って海老名視力か祭りに参加するなど,地域と連携した活動実践の発表。
3 向の岡工業高校:「ホバークラフトの研究」
掃除機のモーターと扇風機を利用し,人が乗れるホバーバイク(ホバークラフト)を基礎的な模型実験から徐々に改良を重ねて完成させた研究・製作の発表。
4 弥栄高校:「道保川(相模川支流)におけるスナヤツメの生息状況」
絶滅に瀕しているスナヤツメの道保川における生息状況調査を行った。その結果,ドンコの増加がホトケドジョウやスナヤツメの減少の一因ではないかとの考察にいたった研究発表。
5 相原高校:「地元の野菜をもっと食べよう、野菜をもっと好きになろう」プロジェクト~「食育」「地産地消」から夢のある活動を目指して~
日本人の野菜摂取量が目標の350グラムに達していないことに問題意識を持ち,同校農業科・商業科が協力して野菜入りのマフィンを試作,商品開発を行い,売り上げの一部を開発途上国の子供たちのために寄付するなどの一連の活動報告。
6 海洋科学高校:「゛透明魚゛を作る〜透明骨格標本づくり 実験・研究結果まとめ〜」
12月17日に横浜国立大学で発表した2本の研究のうちのひとつ。魚の透明骨格標本制作の研究発表。二度目の大舞台での発表で,前回からさらに良い発表ができた。
7 横浜国際高校:「実践活動報告:小学校英語活動」
選択科目「小学校英語活動」の活動報告。近隣の小学校と協力し,この科目を選択している小学校の3年生徒4年生計6クラスに対して,年間各5回,合計30階の授業を行った。授業に当たっては,本職の教員かおまけの学習指導案を作り,教材と授業展開を考え,リハーサルを重ね,授業実践後は省察を行って次の授業の改善を考える。本職の教師である私にもとても参考になる発表だった。
8 横須賀明光高校:「福祉専門科目「社会福祉実習発展」について 教室での学びと校外実習の学びについて」
選択科目「社会福祉実習発展」の一環として,知的障害者授産施設で4日間の実習を行った。学校での机上の学習では気付かなかったこと,実習したことによって自分の意識に変化が現れたことについての発表。
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