2010-12-21

教育デザインフォーラム

 横浜国立大学大学院教育学研究科で開催された「第4回教育デザインフォーラム」に参加した。同研究科改組の経緯と、具体的にどのような教育と研究を行おうとしているのか、核となっている『教育デザイン』および『教育インターン』に関する研究報告と質疑応答が行われた。
1. 全体像 小野康男先生
2. 教育デザイン 三宅晶子先生
3. 教育インターン 有元典文先生
4. 評価 小川昌文先生
 フォーラムから読みとったことは、「理論的な研究を実践の場に還元すること」、そして「現場での実践を研究に結びつけること」を両輪として教育・研究にとりくむという、強いメッセージだ。

 小・中・高の教育現場は毎日の雑多なことに追われているが、それは大学でも同じこと。教材開発や科目開発は教員にとって最も重要な仕事で、「授業をデザインする」、「教育をデザインする」という視点から、大学等の研究機関と連携することはお互いに有益なことだと思う。

2010-12-17

「総合的な学習の時間」成果発表会

 横浜国立大学教育文化ホールで標記発表会が開催され、6校から11本の発表が行われた。以下、発表題を紹介する。
 1 「自分が目指す職業への探求〜職業選択の鍵〜」
 2 「熱海再生 思いやりのある宿づくり〜Hospitarity〜」
 3 「危険な食べもの」
 4 「中国と日本〜両国の違いから見えるもの〜」
 5 「花毛布の歴史と継承」…本校
 6 「世界と日本の国家戦略〜ローマ帝国と江戸幕府に学ぶ〜」
 7 「時計反応〜反応速度に関する研究〜」
 8 「コンクリート強度と加水率の関係を探る」
 9 「"透明魚"を作る〜透明骨格標本づくり実践・研究結果まとめ〜」…本校
 10 「数列の利用〜バーコードに隠された秘密とは〜」
 11 「世界のおかし」






 本校からは、10月の海洋祭の中間発表のときに内容の充実していた2チーム4名が参加した。
 午前中は文系と理系の2会場に別れて予選発表を行った。
 発表内容について事前の査読と指導をしていただいた横浜国立大学の先生方により、1、5、8、9番の研究が選ばれ、午後はこの4本で本選発表を行った。
 本選発表後は生徒と引率教員による投票が行われ、その集計の間に、講評と講演「横浜国立大学高大連携の取り組みについて」が行われた。
 開票の結果は次の通りだった。
 最優秀賞 「コンクリート強度」
 優秀賞 「自分が目指す職業への探求」
 アイデア賞 「透明魚」…本校
 プレゼン賞 「花毛布」…本校

 どの研究も、「調べたい」「作りたい」などの自ら研究したいという動機によって行われたものだった。
 特に、最優秀賞を受賞した研究は、校舎の耐震工事中の現場見学の際にコンクリート強度に興味を持ったことが研究の端緒で、市販のセメントで加水率を変えた試験片を作って破壊検査をするという、工学部生が卒論でやるような徹底振りだった。
 本校の発表内容は学校の特色がよく出ていた上に、作製した標本の実物提示や、花毛布を折る実演を織り交ぜて発表したこと、透明魚標本の博物的価値、花毛布の文化史的価値などが認められた。
 学習の場を、教室の外へ、教員の視野を超えた所へ広げると、高校生は意外な力を発揮するものだと感じた。
 発表の場の提供にとどまらず、発表資料の事前査読と指導までしていただいた横浜国立大学に感謝したい。

2010-12-12

古野光昭カルテット

 横浜、野毛のDolphyにジャズライブを聴きに行った。このところ連続でライブに来ている。
 今日のメンバーは、古野光昭(b)、市原康(ds)、石井彰(pf)、太田剣(as/ss)のカルテット。古野さんと市原さんは、もう10年以上ライブに通っているのでお馴染みだが、太田剣という人はライブハウスでは初めてだ。



 しかし、このサキソホン奏者には特別な思い出があって、今日はどうしても聴きに来たかった。
 10年前の3月に、当時82歳だった父が松江の病院で手術をするので、横浜から「サンライズ出雲」という夜行で手術の立ち会いと見舞いに行った。
 横浜駅で列車を待つ時間つぶしに高島屋の前に来たら、ジャズのストリートライブをしている人がいる。そこでサキソホンを演奏していたのが太田剣だった。あとのメンバーはスネアドラムとシンバルだけのドラマー、それにギターとベースだったように思うが、なぜか彼の名前だけを覚えていた。
 それから1〜2年後、当時よく通っていたライブハウスの案内に彼の名を見るようになった。都内の店のジャムセッションでプロの目にとまり、ストリートのアマチュアからプロデビューしたということだった。彼の演奏を聴いたのはあの日以来だ。



 それで、父の手術だが、順調に進んで無事退院し、その後4年半を健康にすごして天寿を全うした。父とジャズはなんの関係もないけれど、私には父の手術とあの日のストリートライブとがセットになって記憶されていて、父母在りし日の大切な思い出になっている。

2010-12-11

関東大学ラグビー 法政vs山梨学院

 熊谷スポーツ文化公園に、関東大学ラグビーリーグ戦1部2部入替戦、法政大学と山梨学院大学の試合を撮影しに行った。
 普段は敵陣ゴール側でカメラを構えて法政の攻撃をねらうのだが、今日の前半は自陣側から法政のスクラムハーフのボールさばきとラインアウトの空中戦を撮影した。
 試合は法政31対12山梨学院で法政が勝ち、1部にとどまった。4年生にとっては大学ラグビー最終戦、たくさんの想い出をピッチに残したことだろう。






2010-12-08

ジムニー修理完了

 先週のことだけれど,12月4日にジムニーの修理が完了した。
 異常な振動が出て出力が上がらなかった原因は,点火プラグ不良による不着火だった。はじめに自分で推測した原因とほぼ一致していたが,今回の故障でガソリンエンジンに対する自分の知識がかなり古風であることがわかって少々恥ずかしい思いをしている。
 ガソリンエンジンの点火系統は,これまでの自分の知識では,イグニッショントランス → ディストリビュータ → 各シリンダの点火プラグ となっていて,ディストリビュータはエンジンの回転を利用した機械的な装置というものだった。
 しかし,今では軽自動車でもそのような装置ではなくて,各シリンダごとにイグニッショントランスを持ち,そのトランスに点火プラグを直接取り付けてある。そのため,イグニッショントランスから点火プラグまでのコードもない。
 内燃機関の原理的なことは大体わかっていたつもりなのだが,特に自動車は各社が軽量・高出力・低燃費・低環境負荷の技術開発競争になっているので,古典的な知識では追いつかない。知っているつもりで毎日車を運転していたけれど,知らない事だらけだった。うわべだけの知識しか持っていなかったことを,思い知らされた。

2010-12-05

JAZZライブ

 横須賀の三笠公園近くにあるレストランCabinの開店40周年記念ライブに行った。本日のメンバーは大友義雄(as)、吉岡秀晃(p)、古野光昭(b)、藤井学(d)のカルテット。古野さんが来るなら聞き逃すわけには行かない。

 1回目のステージ
 Like Someone In Love
 I Remember You
 曲名わかりません(バラード)
 Triste(ボサノバの曲)
 曲名わかりません

 2回目のステージ
 曲名わかりません(ブルース)
 Night And Day
 曲名わかりません(バラード)
 黒いオルフェ(古野さんをフィーチャーして,アルコ奏法)
 曲名わかりません(アドリブにセントトーマスが入っていた)
 曲名わかりません

2010-12-04

関東大学ラグビージュニアリーグ入れ替え戦

 関東学院大学釜利谷グランド(横浜市金沢区)に、法政vs関東学院大学の試合を撮影しに行った。
 両大学Cチーム同士の試合は12時キックオフ、結果は試合終了間際に法政がゴールポスト横にトライを決め、コンバージョンゴールも入れて逆転勝利。
 14時からは、ジュニアリーグ(*)のカテゴリーⅠとカテゴリーⅡの入れ替え戦だった。拮抗した試合はこびで両チーム譲らず、21-21のままの終了間際、関東学院がペナルティゴールを決めてノーサイドとなった。この結果、法政はカテゴリ-Ⅰへ復帰することはできなかった。









(*) ジュニアリーグは各大学のBチームで戦う公式のリーグ戦で、関東大学ラグビーリーグ戦グループと対抗戦グループが混在して6チームずつカテゴリーⅠからカテゴリーⅢまで編成されている。