東京の大久保駅近くにある日本電子専門学校で開催された標記セミナーに参加した。情報教育に関して一緒に教材研究を進めている他校の先生2名も一緒だった。
1.開催挨拶要旨
日本電子専門学校 理事 松澤保氏
『文部科学省の学習指導要領、専門教科「情報」に「情報デザイン」という科目が新設され、その科目をどのような内容でどのように展開してゆくか、いろいろな方面で研究が行われている。「J検情報デザイン完全対策公式テキスト」という参考書も出版された。
個人が情報を受け取るだけではなく発信する社会になってきた。アプリケーションを使うだけでなく、誰にどのような情報をどのように伝えるかという教育があまり行われていないのでそのための教育を考えている。』
2. 特別講演要旨「激変する社会とこれからの成長市場への対応」株式会社ティーケーラボ代表取締役 小坂武史氏
『情報コンテンツやWebデザインなどを作成する業界では、情報をどのようにデザインするか、プログラムができてもデザインができない、デザインができてもプログラムができないということでは仕事が成り立たない。この場合のデザインは、表面的なカッコ良さではなく、ユーザが何の問題もなく使えて、満足するものでなければならない。ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンスが大切である。』
3. 「情報デザイン教員育成プログラムの実践」
教育コンテンツ開発文化会主幹
日本電子専門学校 野尻研一氏
情報デザイン教員を育成するためのeーラーニング教材の紹介。
「生きるために身に付けたい力」として、分析力、論理力、表現力、提案力をあげ、これらを培うために、グループワーク、調査、分析、ディスカッション、まとめ、発表、振り返りなどの実例を用いたeーラーニングシステムを利用して情報デザイン教育を担当する教員の研修用Web教材を体験させてもらった。
4. 「情報デザイン教育 評価と到達点の実践」
情報デザイン教育普及文化会主幹
日本電子専門学校 八ツ田亮氏
J検定の試験に情報デザイン検定が新設された。今日は主にその模擬試験をCBT(Computer Based Test)形式で受験した。本番と同じ内容だが半分くらいの時間で解答しなければならず、5問を残して時間終了。それでも76点取れて合格した。しかし、模擬試験なので合格証書はもらえなかった。
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