東京海洋大学品川キャンパス(旧東京水産大学)で
『第3回海洋教育セミナー ~日本の海洋教育を考える~』が開催され,初めて参加した。今回は「海洋教育実践報告,学生・生徒の視点から」ということで,小中高校生に対する海洋教育の実践を行った学生と,海洋教育を受けた学生・生徒の立場からの報告が行われた。
本校からは,昨年秋に横浜国立大学で行われた「ヒレ推進コンテスト」について,5人の生徒が参加報告を行った。
14本の発表があったが,ほとんどは大学生および大学院修士課程,博士課程に在籍する学生の発表で,大学以外では富山商船高等専門学校から1本,高校生の発表は本校だけだった。
いろいろな学会の学術講演会と全く同じ要領で行われ,大学生・大学院生に交じって堂々たる発表だった。発表内容もセミナーの趣旨にぴったりと合致し,スライドの構成と見やすさ,登壇した5人の発表分担がしっかりしており,声も後方までよく届いていた。ちなみに,本校の前は東京大学,本校の次は東京海洋大学の,ともに大学院生の発表だった。
フロアからは質問も出て,生徒はまったく物怖じせずにその質問に的確に答えていた。大学生や大学院生と同列での発表は,おそらく本校では初めてのことだったと思う。準備には約2ヶ月の期間をかけたが,その間には学年末試験や資格試験の補習もあったので生徒にとっては厳しい日程だった。
しかし,学会発表と同じような場に彼らが立って,素晴らしい発表ができたことは大きな収穫だった。
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