海洋科学高校になって1年が過ぎ,終業式の日を迎えた。3年生は先日3日に卒業,専攻科生も同じ日に修了しているので,今日は三崎水産高校時代に入学した2年生と海洋科学高校になってから入学した1年生だけの式典となった。
午後は職員室の机の大移動が行われた。この数年は学科ごとの配置から分掌を主体とした配置に変わってきていたが,今回は学年を主体とした配置になった。「学年」という単位のなかった本校生え抜きの教員にとっては新鮮なことである。机の配置が変わればLANケーブルの敷設やりなおしも付帯するので,連休明けからすぐに使えるように担当の先生は遅くまで作業してくれていた。ありがたい。
机の移動が終わった後,この一年間行ってきた1年次生の水産情報技術振り返り会。この科目は本校の教育課程では「情報A」の代替科目となっているので,私は情報Aに力点を置いた授業展開をしてきた。これまでは学科の枠内だけで生徒を見てきたが,今年度は1学年全クラスの授業を初めて担当したのでとても新鮮で,反省すべき点も多かったが収穫も多かったように思う。
次年度はもう少しマシな授業を行いたいとも思った。
2009-03-19
2009-03-17
知らない扉を開ける喜び
明大前の日本学園で情報デザイン教育の研究会を開いた。休みを取り、学校を2時半に出て、着いたのは5時だった。
明治18年創立のとても歴史ある学校だ。
8本の発表があり、濃かった。私からは、現在行っている情報デザインを取り入れた科目開発について、ほんの少し教育課程編成論の視点を交えた発表を行った。
学校の外に出て、いろいろな研究者や実践者と交流を持って来たことが、科目開発を行ううえで大きな支えになっている。
「知らない扉を開ける喜び」とは、横浜デジタルアーツ専門学校の浅野智先生の言葉だが、いま自分がなぜこのような研究会に出てきているのか、その動機を実にうまく言い当てている。
明治18年創立のとても歴史ある学校だ。
8本の発表があり、濃かった。私からは、現在行っている情報デザインを取り入れた科目開発について、ほんの少し教育課程編成論の視点を交えた発表を行った。
学校の外に出て、いろいろな研究者や実践者と交流を持って来たことが、科目開発を行ううえで大きな支えになっている。
「知らない扉を開ける喜び」とは、横浜デジタルアーツ専門学校の浅野智先生の言葉だが、いま自分がなぜこのような研究会に出てきているのか、その動機を実にうまく言い当てている。
2009-03-14
第3回海洋教育セミナー
東京海洋大学品川キャンパス(旧東京水産大学)で『第3回海洋教育セミナー ~日本の海洋教育を考える~』が開催され,初めて参加した。今回は「海洋教育実践報告,学生・生徒の視点から」ということで,小中高校生に対する海洋教育の実践を行った学生と,海洋教育を受けた学生・生徒の立場からの報告が行われた。
本校からは,昨年秋に横浜国立大学で行われた「ヒレ推進コンテスト」について,5人の生徒が参加報告を行った。
14本の発表があったが,ほとんどは大学生および大学院修士課程,博士課程に在籍する学生の発表で,大学以外では富山商船高等専門学校から1本,高校生の発表は本校だけだった。
いろいろな学会の学術講演会と全く同じ要領で行われ,大学生・大学院生に交じって堂々たる発表だった。発表内容もセミナーの趣旨にぴったりと合致し,スライドの構成と見やすさ,登壇した5人の発表分担がしっかりしており,声も後方までよく届いていた。ちなみに,本校の前は東京大学,本校の次は東京海洋大学の,ともに大学院生の発表だった。
フロアからは質問も出て,生徒はまったく物怖じせずにその質問に的確に答えていた。大学生や大学院生と同列での発表は,おそらく本校では初めてのことだったと思う。準備には約2ヶ月の期間をかけたが,その間には学年末試験や資格試験の補習もあったので生徒にとっては厳しい日程だった。
しかし,学会発表と同じような場に彼らが立って,素晴らしい発表ができたことは大きな収穫だった。
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