2008-10-19

出港式


整列も敬礼も立派



「帽振れ!」行って参りますの挨拶



長三声の汽笛を残して出港して行った。航海の安全を祈念する。


 実習船湘南丸の出港式。私自身は「出航式」というほうがシックリするのだが本校では「出港式」と称している。今回は専攻科生と水産工学科3年生が乗り組み,ハワイ方面へ2ヶ月の遠洋航海に出る。「総合実習」という科目の一環で,海技士の資格を得るために必要な航海・機関の実習とともに,鮪延縄漁業の実習も行う。11月下旬にホノルルに寄港し,12月中旬に帰国する。
 少し風があったので,出港後は揺れてかなりの生徒が船酔いするのではないかと思う。ほとんどの人にとって船酔いは克服できる。実習生は船酔いをしても自分の責任を果たさなければならない。360度見わたしても水平線ばかりの毎日,狭い船内での共同生活,清水の使用制限,動揺,エンジンの音と振動,真夜中の実習など,これまで自由に過ごしていた高校生にとっては辛いことの多い実習だが,外地に上陸したときの喜び,帰国して家族に迎えられたときの喜びはその辛さと好対照だ。人生,コントラストが大切だと思う。

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